三方ヶ原古戦場に行ってきた

 思い付きで浜松市にある三方ヶ原古戦場へ行ってきました。三方ヶ原古戦場は、武田信玄率いる25,000の軍勢と徳川・織田連合軍8000が戦った場所です。結果は信玄の圧勝、負けた家康は命からがら浜松城へ逃げ帰ります。歴史に疎い人でも「三方ヶ原の戦い」という言葉は一回は聞いたことがあると思います。そんなに有名な戦いの場所なのに! 行ったらがっかりするスポットでした。

 

 朝の10時に家を出て古戦場へ向かいます。この日は運動を兼ねて自転車で行くことにしました。私の家からだと1時間くらいで古戦場に行けます。

 途中航空自衛隊浜松基地を通り、北上します。基地に近づくにつれ、低空をヘリや練習機が爆音で飛んでいてもはや航空ショー状態です。私は嬉しくてガン見しましたが近くのビニールハウスで作業しているおじさんは見向きもしていませんでした。慣れってすごいね。

 

 三方原に近づくにつれ大根畑が目立ってきました。三方原大根は有名だと思います。大根工場の前を通ったらたくあんの匂いがしました。朝ごはんを食べてなかったのでそそられた~。

 他にはお茶畑、みかんの無人販売所などがありました。そんな中はあはあ言いながら一人自転車をこいでいきます。車がビュンビュン横を過ぎていく中、住宅、パチンコ店、ガソリンスタンド、本屋などを通り過ぎると、唐突に古戦場はありました。

 

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入口にある看板。

 

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古戦場の碑。

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碑の横の読めない石板。

 『元亀三年(一五七二年)一二月二十二日、徳川家康武田信玄の上洛を阻止せんと、武田軍およそ二万五千の兵力に対し徳川軍は、およそ一万一千の兵力を以って戦いを挑み、戦闘約二時間といわれるも、結果は大敗に終わった。これが三方原合戦である。戦いが展開されたのは、この三方原台地であるがそのところは定かではない。われわれは、この三方原の一角に、この碑を建てその歴史の場を永く後世に伝えようとするものである。

 昭和五十九年七月吉日 三方原歴史文化保存会』

って書いてあります。多分。

 

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碑のすぐ横は駐車場。

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その奥にグラウンド。

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墓園。

 

これだけ。これだけですよ! 古戦場は墓園になっていました。墓園の入口に申し訳程度に碑が立ってるだけ。一時間かけて行ったのにな~。

 浜松ゆかりの家康が負けた戦いだからこんなものなのでしょうか? せっかく震信玄と家康という有名どころがぶつかってるのだから両者の石像くらいあってもいいのにと思います。

 

 気を取り直して、この場所から割と近くの祝田の坂へ向かいます。

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 祝田と書いてほうだと読みます。武田軍がこの坂を下ったところを徳川軍は狙っていました。でも無理でした、的な坂です。

 この看板があるところはただの交差点なので、駐車場も何もありませんのでご注意ください。ここから坂を下っていきます。

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 看板からすぐの道路。写真奥に向かって行きます。この場所はまだ坂って感じはしません。ここから更にいくと、ただの住宅地を通ることになります。平和な道を進むと、舗装されていない道に続きます。正直に言うと、舗装されていない道は私は行きませんでした! 人んちの敷地のようにも見えて勇気が出なかったです。コケコッコ。

 

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 並走する車がビュンビュン通る道に戻り、坂を下ります。それだけでも結構な傾斜があるのがわかります。ぴゅーと下ると、上の写真の場所があります。祝田坂の出口です。もう山道でしょこれ。近くで犬がわんわん吠えているので、不審者よろしく写真に収めてさっさと退散しました。坂を上り、古戦場へ戻ります。

 

 お目当ては古戦場の目の前にあるここ。

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 JAの直売所。歴史の話はもう終わり。

 今の時期、早生のみかんが大量に並んでいます。安いのだと6個で150円。普通の値段だと10個で230円位でしょうか。とにかく安いです。果物はほかに柿が豊富にありました。もちろん野菜も豊富にあります。すべてに生産者の名前が入っているのも安心ですね。他にはここらでとれたお茶や地酒もありました。三方原古戦場の目の前なので、行ったらこちらも是非。